非常時ナプキン応用編その3.夜用&自分でも試してみた(一部、修正)
少し時間が経ってしまったので、
もしかしたら、
もう非常時ナプキンのニーズがないかもしれませんが、
いや、それとも、今だからこそ、
多くの紙ナプキンが支援物資として配られたので、
逆に、品薄になり、
手に入りにくいとか、あるのでしょうか?
(東日本の時、東京がそうでしたね…)
どちらにせよ、良い機会なので、
今回は非常時ナプキンの
夜用を考えてみました。
実は、夜用こそ、支援物資として配られなさそうだから、
ニーズがあったりして?!
避難所で、各種サイズを取り揃えているとは、とても思えない…
量が多い方は、夜、不安だろうな。
やっぱり、いざとなったら、
生理用品を自分で作れるという事を、
知っているだけでも、
安心感が違うと思うのです。
この機会に、被災していない方も、
一度作って試してみておいても良いのかもしれません。
そういう風に、普段から備えていたら、
生理に関してだけは、安心出来て、
他の事にエネルギーを使えるということはあるかも。
きっと、思いもよらないことに、
エネルギーを取られることが多いと思うので。
今回、丁度タイミング良く(?)生理が来て、
昼用、夜用、共に試せたので、その感想も最後に書きます。
非常時ナプキン応用編その1.でも書きましたが、
Tシャツとガムテープで作るというアイデアは、
こちらが元です。
これを元に応用編として、
夜用を考えました。
非常時ですから、基本的に、使い捨てです。
水の問題や、衛生面からも、これがベストだと思いますので、
捨てることに罪悪感を感じないでくださいね。
繰り返し洗って使う
布製のおりものシートや布ナプキンは、
水が普通に使えて、
人目に付かずに干せる所を確保できる時期が来たらにしましょう。
非常用ナプキン夜用の作り方:
上、袖を、35cm位でカット。
次に、袖の長さよりも左右2cmくらい、はみ出るようにガムテープを2本カット。
最後に、それよりも短い長さで、ガムテープを1本カット。
長い方の、2本のガムテープの端を重ねます。(反対側は隙間があくようにします)
短い方のガムテープを裏返して、ベタベタ面(接着面)同士がつっくつ様に、
隙間が開いている所を埋めるように、貼ります。
(紙のガムテープは、ツルツル面同士だと、貼りつかないので、こうしています。
布テープの場合は、裏返さなくてもつきます)
細長い扇状といいますか、狭い方が前側、広い方が後ろ側(お尻側)になります。
袖の筒に、扇状のガムテープを通します。
先に、袖の中に手を突っ込んで、一気にガムテープを引き込む感じにすると、
簡単です。(普通に通そうとすると、ペタペタとあちこちにくっついてしまう。。。)
写真は、袖の筒の上側(手前側)にガムテープが貼りついている状態で、
そのガムテープの後ろ側が、筒になっていて、吸収体を入れられるようになっています。
吸収体にする33cm角くらいのハンドタオルを用意します。
昼用と同じく、斜めに使うと、
真ん中の一番経血が多い部分に厚みを持たせられるので
(逆に言うと、端に行くほど薄くなるので)
フィット感が良くなります。
ハンドタオルが無い場合は、
Tシャツの身ごろを33cm角くらいに何枚かカットして重ねて、
同じように斜めにして畳んで、お好みの厚さになるようにして吸収体にしてください。
真ん中が一番厚くなってますね。
※夜用の裏ワザ!
夜、横になると、普段から後ろに経血が流れてしまうという方は、
ちょっとモコモコするのですが、
↑写真の様に、タオルを斜めにクルクルと細く巻いたものを
吸収体にすると良いです。
布とお尻の間に隙間があると、伝い漏れをしていますので、
お尻と布の隙間をこの細い吸収体で埋めるようにすると、さらにフィット感が増すので、
後ろに流れにくくなって、お勧めです。
(これも、斜めに巻いているので、中央が一番厚くなっています)
※注!これは、あくまで夜用の裏ワザです。
横になった時は大丈夫なのですが、
普通に座ってると、当たって痛かったり、血行が悪くなったりするので、
昼用の時は、細く巻いたりしないでください。
袖の筒の中に、
斜めに畳んだハンドタオルor細く斜めに巻いたハンドタオルを
吸収体として入れます。(写真は、ガムテープの裏側に、吸収体が入っている図です)
前後のベタベタ面(接着面)と垂直に、
前から15cmくらいを挟む位置で、
ツルツル面(非接着)を上にして、
ガムテープを貼ります。
ガムテープを両側共に、はみ出させてカットする。
ショーツにセットします。
横方向のテープのツルツル面(非接着面)がショーツ側になります。
1.左側のガムテープを、生地ごと、ショーツに沿って、折り返します。
2.右側は、袖の生地の際でガムテープを折り返します。
次に、右側も生地ごと、ショーツに沿って折り返して、
ガムテープのベタベタ面(接着面)同士がくっつくようにします。
これで、かなり、マチの部分が固定され、安定します。
長さが35cmくらいで、かなり長いので、
横になっても、後ろまでしっかりカバーします。
----------------------------------------------------------------------------------
そして、実際に使ってみた感想なのですが、
驚いたのが、ガムテープの防水効果です!
裏に浸みたりしないで、完全に防水出来ていました。
これには、結構感動しました。
ただ、ガムテープなだけに、ちょっと硬くてゴワゴワします。
あと、夏だったら、ちょっと蒸れるかも?
吸収に関しては、ちょっと速度が遅いかな?と思いました。
肌に接しているのが、Tシャツの生地で、フラットな感じなので、
素早く吸収したりは出来きず、
ゆっくり吸収するので、広がりやすかったです。
ただ、中のタオルの吸収体の保持力はなかなかで、
表面上は広がっても、中では、きちんと吸収されていました。
手前味噌(手前ナプキン?)なのですが、
うちで作っている布ナプキン・月布(つきぬの)の肌側の生地は、
アイレット・ニットと言って、
ニット生地に模様状の穴が開いているので、
その穴から素早く吸収するのと、凸凹があるので、あまり広がりません。
中身の吸収体も、オーガニックコットン製のシート状の綿で、
この素材も素早く吸収しますし、厚さが薄めな割に、保持力もあります。
使っている透湿防水布は、ゴワゴワせず、蒸れもないです。
この様に、製品とは、違いはありますが、
非常時においては、十分な機能があると言えるのではないかと思いました。
そして、最初にも言いましたが、
いざとなったら、身近にあるもので自分で作れるという安心感が
大事なんだなと、自分で作ってみて、あらためて思いました。
それと、不思議なもので、
何かを集中して作っている時
(特に、目新しいものを作っている時)は、
雑念が無くなり、一時的かもしれませんが、心配事も忘れられます。
私も実際に、この非常時ナプキンを作っている時、ものすごく集中して、
熊本が心配で心配で、いてもたってもいられない気持ちが治まり、
自分は今、何をするべきか、冷静に考えられるようになりました。
きっと、
能動的に何かアクションを起こしている時、
脳内で何かが切り変わるのでしょうね。
そうすると、
一杯一杯だった脳みそに、ゆとりが冷静さが戻って来て、
物を考えたり、他の事にエネルギーを使えたりするのかも。
頭を使うだけじゃなくて、
物を作ったり、手を動かすって、大事ですね。
そういう意味でも、こういう時こそ、生理用品に限らず、
何か自分が使うものを作ってみるというのは、良いかもしれません。
時間があり過ぎても、色々と考えすぎてしまいますしね。
とにかく、ほんの少しでも、心配事が減ります様に。
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もしかしたら、
もう非常時ナプキンのニーズがないかもしれませんが、
いや、それとも、今だからこそ、
多くの紙ナプキンが支援物資として配られたので、
逆に、品薄になり、
手に入りにくいとか、あるのでしょうか?
(東日本の時、東京がそうでしたね…)
どちらにせよ、良い機会なので、
今回は非常時ナプキンの
夜用を考えてみました。
実は、夜用こそ、支援物資として配られなさそうだから、
ニーズがあったりして?!
避難所で、各種サイズを取り揃えているとは、とても思えない…
量が多い方は、夜、不安だろうな。
やっぱり、いざとなったら、
生理用品を自分で作れるという事を、
知っているだけでも、
安心感が違うと思うのです。
この機会に、被災していない方も、
一度作って試してみておいても良いのかもしれません。
そういう風に、普段から備えていたら、
生理に関してだけは、安心出来て、
他の事にエネルギーを使えるということはあるかも。
きっと、思いもよらないことに、
エネルギーを取られることが多いと思うので。
今回、丁度タイミング良く(?)生理が来て、
昼用、夜用、共に試せたので、その感想も最後に書きます。
非常時ナプキン応用編その1.でも書きましたが、
Tシャツとガムテープで作るというアイデアは、
こちらが元です。
これを元に応用編として、
夜用を考えました。
非常時ですから、基本的に、使い捨てです。
水の問題や、衛生面からも、これがベストだと思いますので、
捨てることに罪悪感を感じないでくださいね。
繰り返し洗って使う
布製のおりものシートや布ナプキンは、
水が普通に使えて、
人目に付かずに干せる所を確保できる時期が来たらにしましょう。
非常用ナプキン夜用の作り方:
上、袖を、35cm位でカット。
次に、袖の長さよりも左右2cmくらい、はみ出るようにガムテープを2本カット。
最後に、それよりも短い長さで、ガムテープを1本カット。
長い方の、2本のガムテープの端を重ねます。(反対側は隙間があくようにします)
短い方のガムテープを裏返して、ベタベタ面(接着面)同士がつっくつ様に、
隙間が開いている所を埋めるように、貼ります。
(紙のガムテープは、ツルツル面同士だと、貼りつかないので、こうしています。
布テープの場合は、裏返さなくてもつきます)
細長い扇状といいますか、狭い方が前側、広い方が後ろ側(お尻側)になります。
袖の筒に、扇状のガムテープを通します。
先に、袖の中に手を突っ込んで、一気にガムテープを引き込む感じにすると、
簡単です。(普通に通そうとすると、ペタペタとあちこちにくっついてしまう。。。)
写真は、袖の筒の上側(手前側)にガムテープが貼りついている状態で、
そのガムテープの後ろ側が、筒になっていて、吸収体を入れられるようになっています。
吸収体にする33cm角くらいのハンドタオルを用意します。
昼用と同じく、斜めに使うと、
真ん中の一番経血が多い部分に厚みを持たせられるので
(逆に言うと、端に行くほど薄くなるので)
フィット感が良くなります。
ハンドタオルが無い場合は、
Tシャツの身ごろを33cm角くらいに何枚かカットして重ねて、
同じように斜めにして畳んで、お好みの厚さになるようにして吸収体にしてください。
真ん中が一番厚くなってますね。
※夜用の裏ワザ!
夜、横になると、普段から後ろに経血が流れてしまうという方は、
ちょっとモコモコするのですが、
↑写真の様に、タオルを斜めにクルクルと細く巻いたものを
吸収体にすると良いです。
布とお尻の間に隙間があると、伝い漏れをしていますので、
お尻と布の隙間をこの細い吸収体で埋めるようにすると、さらにフィット感が増すので、
後ろに流れにくくなって、お勧めです。
(これも、斜めに巻いているので、中央が一番厚くなっています)
※注!これは、あくまで夜用の裏ワザです。
横になった時は大丈夫なのですが、
普通に座ってると、当たって痛かったり、血行が悪くなったりするので、
昼用の時は、細く巻いたりしないでください。
袖の筒の中に、
斜めに畳んだハンドタオルor細く斜めに巻いたハンドタオルを
吸収体として入れます。(写真は、ガムテープの裏側に、吸収体が入っている図です)
前後のベタベタ面(接着面)と垂直に、
前から15cmくらいを挟む位置で、
ツルツル面(非接着)を上にして、
ガムテープを貼ります。
ガムテープを両側共に、はみ出させてカットする。
ショーツにセットします。
横方向のテープのツルツル面(非接着面)がショーツ側になります。
1.左側のガムテープを、生地ごと、ショーツに沿って、折り返します。
2.右側は、袖の生地の際でガムテープを折り返します。
次に、右側も生地ごと、ショーツに沿って折り返して、
ガムテープのベタベタ面(接着面)同士がくっつくようにします。
これで、かなり、マチの部分が固定され、安定します。
長さが35cmくらいで、かなり長いので、
横になっても、後ろまでしっかりカバーします。
----------------------------------------------------------------------------------
そして、実際に使ってみた感想なのですが、
驚いたのが、ガムテープの防水効果です!
裏に浸みたりしないで、完全に防水出来ていました。
これには、結構感動しました。
ただ、ガムテープなだけに、ちょっと硬くてゴワゴワします。
あと、夏だったら、ちょっと蒸れるかも?
吸収に関しては、ちょっと速度が遅いかな?と思いました。
肌に接しているのが、Tシャツの生地で、フラットな感じなので、
素早く吸収したりは出来きず、
ゆっくり吸収するので、広がりやすかったです。
ただ、中のタオルの吸収体の保持力はなかなかで、
表面上は広がっても、中では、きちんと吸収されていました。
手前味噌(手前ナプキン?)なのですが、
うちで作っている布ナプキン・月布(つきぬの)の肌側の生地は、
アイレット・ニットと言って、
ニット生地に模様状の穴が開いているので、
その穴から素早く吸収するのと、凸凹があるので、あまり広がりません。
中身の吸収体も、オーガニックコットン製のシート状の綿で、
この素材も素早く吸収しますし、厚さが薄めな割に、保持力もあります。
使っている透湿防水布は、ゴワゴワせず、蒸れもないです。
この様に、製品とは、違いはありますが、
非常時においては、十分な機能があると言えるのではないかと思いました。
そして、最初にも言いましたが、
いざとなったら、身近にあるもので自分で作れるという安心感が
大事なんだなと、自分で作ってみて、あらためて思いました。
それと、不思議なもので、
何かを集中して作っている時
(特に、目新しいものを作っている時)は、
雑念が無くなり、一時的かもしれませんが、心配事も忘れられます。
私も実際に、この非常時ナプキンを作っている時、ものすごく集中して、
熊本が心配で心配で、いてもたってもいられない気持ちが治まり、
自分は今、何をするべきか、冷静に考えられるようになりました。
きっと、
能動的に何かアクションを起こしている時、
脳内で何かが切り変わるのでしょうね。
そうすると、
一杯一杯だった脳みそに、ゆとりが冷静さが戻って来て、
物を考えたり、他の事にエネルギーを使えたりするのかも。
頭を使うだけじゃなくて、
物を作ったり、手を動かすって、大事ですね。
そういう意味でも、こういう時こそ、生理用品に限らず、
何か自分が使うものを作ってみるというのは、良いかもしれません。
時間があり過ぎても、色々と考えすぎてしまいますしね。
とにかく、ほんの少しでも、心配事が減ります様に。
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- 2016.05.09 Monday
- 布ナプキン つきぬの月布 ランジェリーホリックスLingerieholics
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- by エシホリ(旧ランホリ)